プロジェクト内容
- ホーム
- プロジェクト内容
- 沖縄の長寿要因に関する総合的長期追求研究
- ライフスタイルと健康に関する沖縄と中国東北地域住民の比較研究
- 参加型研究による街づくり支援の試み
- 東御廻い-沖縄の精神風土と健康に関する研究
- 沖縄の長寿特性を活かした健康長寿プログラムの開発研究
- 沖縄海洋性環境要素の心身の健康影響に関する調査研究
- 住民学生参画型による健康資源からの地域活性化・観光振興の実践的教育研究
高齢者の健康問題を解決するためには、特定の疾患や発症を目的とする調査研究だけでは不十分であり、老化と老化に伴う変化を繰り返し、全体的に観察する調査研究が必要である。
国民の関心も疾患から健康そのものに移りつつあり、世界有数の長寿県である沖縄県をフィールドとして、より健康的な高齢者像の解明や長寿の諸要因解明のための調査研究の実施は時代の要請でもある。本研究(1)は中高年者および高齢者の生活実態や健康像を明らかにし、且つ社会医学的な立場から老化の進行過程を総合的に把握することを目的としている。
現在、健康長寿(福寿)と食生活、運動・身体活動、睡眠などの生活習慣との関係、加齢とストレスや人間関係、家族や社会の支援体制を明らかにしつつある。
研究(2)では沖縄の高齢者、百歳長寿者と韓国百歳長寿者、中国東北部高齢者、国内東北地域高齢者のライフスタイルと健康に関する比較研究として進めており、研究 (3)では(1)、(2)の調査結果を踏まえながら住民の健康づくりを支援し、住民のQOLを高めるための参加型実践研究として進展しつつある。
(4)では古琉球や琉球王朝そして今に息づく沖縄の精神風土の象徴としての東御廻いの癒しの力を健康科学的に研究し、沖縄の観光振興に活かしていくことを目的とする。
(5)では健康長寿者のライフスタイルを沖縄の健康資源としてとらえ、それを解明し、国際的スタンダードとなりうる「沖縄健康長寿プログラム」を開発し、癒しの島としての沖縄-「ジェロントピア沖縄」-の産業化・商品化につなげることを目的としている。